《仏教》
地獄絵図
地獄絵をごらんになったことがありますか?

鉄のこん棒を持った大きな鬼が地獄に落ちた人を熱湯へ落とし、
あの状況はまさに人間が動物にしている事です。

この世の中に地獄というものがあるならば、
農家の家畜も含め(屠殺のやりかたは同じなので)
今の産業動物の世界がまさに
地獄をそのまま再現した世界だと思います。

ジャングルの動物たちは厳しい生存競争がありますが、
畜産動物はジャングルでしとめられる動物とは違い、
解体を決められたら飼育されていた
その場所で即死するのではなく、
トラックにゆられて屠殺場へと長い旅が始まります。

そして屠殺スロープにはいるようにと
電気棒で追い立てられ
仲間が殺される瞬間をその目で見、
死ぬ前には恐怖のクライマックスを経験します。

その間の出来事はまさに地獄絵図そのものです
人間の飽食のために動物達はこのような
地獄の苦しみを味わっています。
家畜の屠殺場面に関しては
《畜産動物の一生》をごらんください


写真:狩野山楽筆の大地獄絵奈良県天理市高野山真言宗 長岳寺文化財
曼荼羅 六道輪廻図
曼荼羅 六道輪廻図
これは仏教で言う六道輪廻といい、今の行い次第では来世は因果応報の法則にしたがい、相応の世界に生まれていくということです。
仏教では解脱(六道輪廻から脱出すること)を目指すことから肉・魚を断っている人が多いのです。



六道輪廻=わたしたちは前世の行いいかんによって魂が「修羅界」「畜生界」「人間界」「餓鬼界」「地獄界」「天上界」をめぐること。
因果応報=したことはかならず返って来るというの宇宙の法則


電気棒[electric goads]
棒状のスタンガンの様な機器で直に感電させられ
現在の牛追い棒とも呼ばれる拷問器具。
跳び下りることを強要したりきつい追い込みができる。
電気ショックによる打撃は非常に深刻で、
体内の傷害や精神傷害にもつながる過酷な拷問である。
一度電気棒を当てられた動物は怯え切り、
皮膚は膨れ上り黒く焦げ、または青くなり切り傷だらけになる。
屠殺の追い込み作業が容易になるため、
現在ではこの方法での追い込みが多用されている。
食肉用の家畜はこうして屠殺されるまでには激しい苦痛とともに、
骨盤、足などを骨折し歩けなくなっていることもある。


人間に、“ほとけごころ”があるならば、
生き物に対してこんなことをして
平気でいられませんね。
魚釣りが平然と行われてます。
ましてや動物は、精神的なケアは100%無視され、
屠殺までの恐怖、死の苦しみ、断末魔のけいれん・・
を余儀なくされます。

焼肉←焼肉の写真。右の地獄絵と似てませんか?

輪廻転生を信じるならば、どんなよい事をしていても
肉食しながら来世が必ず人間になって生まれてくる
とは思えません。
肉食をしていればこんどは肉食される・・。
思い改めなければ次は畜生界かもしれません。
仏教では因果応報と言い、
殺生をすれば今度は殺生されるという順番が回って来ます。
地獄ではそれを何度も何度も繰り返すそうです。

仏教の[五戒]
1.不殺生戒 (殺生禁止・菜食)
2.不偸盗戒 (盗んではいけない。)
3.不邪淫戒 (夫婦以外と交わってはいけない。)
4.不妄語戒 (嘘をついてはいけない。)
5.不飲酒戒 (酒を飲んではいけない。)


想像してみてください・・・・・・・屠殺場
〜・〜・〜・〜
ある日、地球が宇宙人に侵略されました。
宇宙人は強く、人間が動物に対してやってきたような力と考え方と味覚があります。
宇宙人は人間をみつけて食べてみてこれは宇宙人のために生まれた肉だと思いました。
宇宙人が信仰する神や経典にも、人間は美味いからぜひ食べるべきだと主張します。
地球にはみるまにたくさんの人間牧場と屠殺場が建設され人間は身動きもできない狭い檻に閉じ込められて、一生、日の光を浴びる事もなく、ベルトコンベアで運ばれるエサを食べさせられ、
体に試験管を突っ込まれて勝手に交配させられ子どもを増やされ、体もプライドもズタズタにされて生きのびます。
生まれた子どもはやわらかいので、特選食品として真空パックされます。
そして屠殺場へ輸送されます。
椅子すらもなしでトラックに積まれ、水もエサもなしで何日も揺られます。
夏の猛暑、冬の極寒でも待遇は一緒です。
やっとたどり着いた屠殺場は、人と血のニオイに満ちています。
パニックで逃げようとすれば、宇宙人に殴られ、電気棒でぶたれます。
母親は子を守ろうとして死に物狂いで命乞いをします。けれど、すべてはむなしくおわり、
母親の目の前で子どもが首を落とされて、そして母親自身も殺されます。



肉食される方は生命倫理面を知る意味でも、
屠殺場の見学は意味ある事だと思います。
屠殺の実態写真を見る屠殺の写真映像を見る