人間が肉食に適さないワケ
菜食をする有名人・・・アインシュタインほか
飢餓に苦しむ人々
みんなの菜食の理由


人間が肉食に適さないワケ
歯の形
人間の歯は動物を取ってしとめるキバはなく、草食に適した臼歯がある。

あごの形
肉食動物は食物を噛まずに飲み込むのであごは発達しておらず、臼歯もない。
人間は食物繊維を咀嚼(そしゃく)するための顎(あご)がある。
また肉食動物の顎は上下のみにしか動かないが
人間や草食動物の顎は横にも動く。
これは穀物や草をすりつぶすためにある。


人間には動物ハンティング用の殺傷能力のある爪はなく、木の実や果物を採取できるように親指を向かい合わせることができる手を持つ。これは人間が動物肉を食べるのではなく、果物や野菜を採集するのに適していることを示している。


肉食には胃酸を多く含む胃液が必要。
人類と草食動物の胃酸は、肉食動物に比べて20分の1の濃度である。


肉食には体内で毒素を作り出すので短時間で消化・排出のため、高濃度の消化器官と短い腸が必要。
肉食動物の腸は体長の約3倍であるのに対し、
人間の腸は草食動物のように長く、体長の約12倍の長さの腸をもつ。
腸の長さ
肉食動物
ライオン体長の4倍。
狼は体長の4倍。
猫は体長の4倍。
犬は体長の6倍。(雑食)
草食動物
馬 10倍(39m)
牛 20倍(60m)
ゴリラ
カバ
ゾウ
人間 12倍

欧米人は肉食中心で進化してきており、腸の長さは肉食動物並みの4mになってきています。大腸ガンや潰瘍性大腸炎になりやすく、肉食大国アメリカでは大腸ガンは死亡率2位
日本人も戦後の欧米化によって肉食中心の生活になりましたが、(日本人はもともと農耕民族・穀菜食)野菜や穀類で進化してきたため、欧米人に比べ長めの腸を持っています(7m)
ですので、日本人が肉食すると、腸は長い分だけ腐敗便を作りやすく、悪玉菌増殖の危険性、増加した動物性脂肪の影響などで大腸ガンや潰瘍性大腸炎その他の成人病を引き起こす可能性は他の民族に比べて大きいことになります。


精神面
肉食において影響する精神面
  • 暴力的な傾向
  • 動物的な性質
  • 体臭をもつ
  • 糞・尿などにも草食にはない異臭がある。

肉食動物の特長
精神の安定はなく、常に危険や外敵の多い厳しい環境に住む。
種族存続のために残虐性を持ち、常に攻撃される環境から多頭出産である。
瞬発力にすぐれ、持久力はない。

栄養面
[たんぱく質]
食品100g中
  • 牛乳=約3g
  • ブロッコリー=約6g

同じ広さの土地で蛋白質を得るためには
  • 肉=5倍
  • 豆=10倍
  • 野菜=15倍
  • ほうれん草=26倍
    の蛋白質が取れる。
[カルシウム]
牛乳は100gの中に100mgのCaを含みますが、
  • 小松菜=290mg
  • 大根葉=210mg

のカルシウムが含まれます。

※緑黄色野菜は一般にCaを豊富に含み、ビタミンCが鉄分の吸収を2〜4倍上昇させる。


経済効率
人間の肉食のために繁殖される草食動物(家畜)の餌は牛を1頭養うために1ヘクタールの草地が必要。
また、早期成長をはかり草食動物に動物の死骸、骨の粉、成長ホルモン、抗生物質、ぺスティサイド、また牛の血などを混入した濃厚飼料を与えて経済効率をはかっている。
(成長ホルモンの恐ろしさの項参照)
メス牛は生後1年で人工授精が施され、出産後すぐにまた母体が休む間もなく次の人工授精が行われます。牛の生理を無視した過剰出産、過剰搾乳により経済効率をはかり、5〜6年で「老廃牛」肉牛は2〜3年で屠殺(とさつ)。
肉食は自然をも破壊する
1秒間に
テニスコート20面分の天然林が消失しています。

1秒でテニスコート20面分(5100u)、
1時間でセントラルパーク5つ分、
1日で種子島の総面積に近い440uの森が消えてゆきます。

そのほとんどが人間の肉食のために育てられている家畜の牧草地や農地への用途転換が主な原因です。

天然林は1990年代だけで、日本列島の4倍以上にあたる161万kuが失われたといわれている。テニスコート

テニスコート 261u
ニューヨーク セントラルパーク 3.4ku
鹿児島県種子島 450ku
日本列島の総面積 37万8000ku

天然林の総面積(2000年)=3869万ku
ダイヤモンド社 1秒の世界 山本良一責任編集

深刻な飢餓や栄養失調に苦しむ人間が大勢いる世界においては資源の途方もない無駄使いと言う事になります。
10エーカー(約4万500平方メートル)の耕作地に豆を栽培すれば60人、大麦なら24人、とうもろこしなら10人の人間を養うことができますが、同じ面積の土地で牛を飼育すると2人しか養うことができません。
国民すべてが菜食になれば人口5600万人のイギリスの国土は2億5000万の人間を養うことができるといいます。
アメリカやヨーロッパの肉食者が消費する穀物は、その90パーセントが間接的摂取(彼らが消費する家畜に与えられている)であり、ひとり当たり年間2千ポンドの穀類を消費していることになる。
ALIVE地球生物会議「肉食による環境破壊」

     
飢餓に苦しむ人々
現在の地球の人口63億人強。そのうち、8億3000万人の人々が栄養不足で、そのうち7億9100万人は発展途上国に暮らしています。つまり、世界の7人に1人、発展途上国では5人に1人が、飢餓状態。人類が肉食をやめれば、畜産で使われていた穀物分で途上国の飢餓を充分救えます。
約1kgの牛肉を生産するのに、16kgの穀物が必要です。
豚肉を生産するのに必要なエサのエネルギー(カロリー)はその5倍以上、牛肉に至っては30倍以上必要です。
肉を食べるということは、貧しい人たちをさらに飢餓に追い込むこということになります。
●肉食をやめれば世界を飢餓から救える

日本は玄米菜食だった
日本は農耕民族で穀物を主食とし、300年前まで玄米菜食だった。675年天武天皇により肉食禁止令が出されて以来7世紀から19世紀(江戸末期)までの間、肉食が禁止されていました。
卵も禁止されており、南蛮貿易、「開国」以来、肉食が解禁、外交政策上、天皇も公に肉食することになりました。戦後は欧米文化が取り入れられ、肉料理が普通に食されるようになりました。
肉食は解毒のため腎臓などに負担をかけるので様々な病気の原因を引き起こします。
また、屠殺時の恐怖により分泌されたアドレナリンも残留しているので、食すると穏やかな心を保つのがむずかしくなり、怒りやすく切れやすい性格になります。

菜食で生きていけるのか
栄養不足や力が出ないなどの認識はウソ。
肉類は動物の老廃物の尿素と尿酸を含んでいるので、疲労と老化をもたらし活力を損失させます。
肉を食べると元気が出るように思えるのは、尿酸のためなのです。
 尿酸、別名尿酸化合物三酸化プリンは、カフェイン、別名尿酸化合物二酸化プリンに名前も似ており、体にも似たような影響を及ぼします。肉のかたまりは消化されるのに数時間かかり、刺激物も解毒されるのに同じくらいかかるのでエネルギー低下の原因となるのです。
オリンピック水泳で4つの金メダルを取ったマレーローズ、世界チャンピオン、ジョニー・ウァイスミューラー、マラソンのアベベ、テニスのナブラチロワ、陸上競技のモーゼス、カールルイスらは完全菜食で栄光を手にしている。

菜食をする著名人の言葉
アインシュタイン アインシュタイン=「菜食がもたらす情緒面での変化並びに浄化は、人類に対して非常に多くの利益をもたらすと考えます。したがって菜食は人類にとって非常に幸多き、平和なことなのです。人類は菜食をすべきです」
「菜食主義への移行ほど健康と長寿に有効な方法はない」
ピタゴラス=魂は不滅であり、肉体が消滅した魂は他の肉体の中に移住、肉食は動物の意識が身体を通過すると解いた。
プラトン=「神は人間の体に栄養を補給するために、木と植物と種を創造した。」
肉食が始まったことによって戦争が起こった。と解いた。
菜食主義を理想国家のモデルとして推奨。
レオナルド ダ ヴィンチ レオナルド ダ ヴィンチ=「私はかなり若い頃から動物を食べるようなことは絶対にしなかった。動物を殺すことは人間を殺すことと同じである。人間がこのことを認識する日はいつか来るだろう」
自然や芸術を愛するが故にすべてのものの中に生命を見出し、動物の肉、魚、卵、チーズ、ミルク、蜂蜜などの動物性食品を一切食べない。
ガンジー ガンジー=肉食は我々人間に適さないと私は考えています。もし人間が動物よりすぐれているというなら、人間は下等な動物の真似をするという過ちを犯していることになります。と言った。
トルストイ トルストイ(1828〜1910)ロシアの小説家、思想家=ギロチンの公開処刑を見て、59歳で肉食をやめ、雛鳥と包丁を渡し、「僕は殺したくない。この包丁で自分で殺してください」と言って家族を納得させた。「肉食をするすべての人が、自分でそれらの動物を殺すことになったら、彼らの大部分は肉食を敬遠するようになるであろう。」と言った。
ジョージ・バーナード・ショウ ジョージ・バーナード・ショー(1856〜1950)
私は現在85歳だが、これまでと同じように元気に仕事をしている。
もうかなり長く生きたので、そろそろ死のうかと思っているのだが、なかなか死ねない。ビーフステーキを食べれば、ひと思いに死ねると思うのだが、私には動物の死体を食べるような趣味はない。私は自分が永遠に生きるのではないかと思うと、空恐ろしい気分になる。これが菜食主義の唯一の欠点である」と言った。
アルベール・シュバイツアー
「動物を食べることは私の信条に合わない。だから、私は絶対に肉食をしない。」
ベンジャミン・フランクリン
「私は肉食を忌避してきたので、時には不便な思いをしてきた。この特殊な性癖のためによく叱られたのである。しかし、軽い食事のおかげで、私は頭脳がより明晰になり、理解力も早くなって、大変な進歩を遂げる事ができた。」
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倫理面
食用の畜産動物は「天寿を全う」することがありません。若くて「生産性」の高いうちにと殺し、経済効率を図ります。また、動物に過酷な飼育をするために、狂牛病(BSE)鳥インフルエンザなどが多発。

人間のファッションのために皮や毛皮を取られる動物もいます。
高価な毛皮には何十頭、1台の車のシートを作るのに15頭の牛が殺されます。

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あなたにも出来る事、考えませんか?

肉を買わない、食べない、外食で頼まない。
牛乳を豆乳に変える・・・・などなど・・。