飢餓に苦しむ人々
現在の地球の人口63億人強。そのうち、8億3000万人の人々が栄養不足で、そのうち7億9100万人は発展途上国に暮らしています。つまり、世界の7人に1人、発展途上国では5人に1人が、飢餓状態。人類が肉食をやめれば、畜産で使われていた穀物分で途上国の飢餓を充分救えます。
約1kgの牛肉を生産するのに、16kgの穀物が必要です。
豚肉を生産するのに必要なエサのエネルギー(カロリー)はその5倍以上、牛肉に至っては30倍以上必要です。
肉を食べるということは、貧しい人たちをさらに飢餓に追い込むこということになります。
●肉食をやめれば世界を飢餓から救える
日本は玄米菜食だった
日本は農耕民族で穀物を主食とし、300年前まで玄米菜食だった。675年天武天皇により肉食禁止令が出されて以来7世紀から19世紀(江戸末期)までの間、肉食が禁止されていました。
卵も禁止されており、南蛮貿易、「開国」以来、肉食が解禁、外交政策上、天皇も公に肉食することになりました。戦後は欧米文化が取り入れられ、肉料理が普通に食されるようになりました。
肉食は解毒のため腎臓などに負担をかけるので様々な病気の原因を引き起こします。
また、屠殺時の恐怖により分泌されたアドレナリンも残留しているので、食すると穏やかな心を保つのがむずかしくなり、怒りやすく切れやすい性格になります。
菜食で生きていけるのか
栄養不足や力が出ないなどの認識はウソ。
肉類は動物の老廃物の尿素と尿酸を含んでいるので、疲労と老化をもたらし活力を損失させます。
肉を食べると元気が出るように思えるのは、尿酸のためなのです。
尿酸、別名尿酸化合物三酸化プリンは、カフェイン、別名尿酸化合物二酸化プリンに名前も似ており、体にも似たような影響を及ぼします。肉のかたまりは消化されるのに数時間かかり、刺激物も解毒されるのに同じくらいかかるのでエネルギー低下の原因となるのです。
オリンピック水泳で4つの金メダルを取ったマレーローズ、世界チャンピオン、ジョニー・ウァイスミューラー、マラソンのアベベ、テニスのナブラチロワ、陸上競技のモーゼス、カールルイスらは完全菜食で栄光を手にしている。
菜食をする著名人の言葉
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アインシュタイン=「菜食がもたらす情緒面での変化並びに浄化は、人類に対して非常に多くの利益をもたらすと考えます。したがって菜食は人類にとって非常に幸多き、平和なことなのです。人類は菜食をすべきです」
「菜食主義への移行ほど健康と長寿に有効な方法はない」 |
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ピタゴラス=魂は不滅であり、肉体が消滅した魂は他の肉体の中に移住、肉食は動物の意識が身体を通過すると解いた。 |
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プラトン=「神は人間の体に栄養を補給するために、木と植物と種を創造した。」
肉食が始まったことによって戦争が起こった。と解いた。
菜食主義を理想国家のモデルとして推奨。 |
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レオナルド ダ ヴィンチ=「私はかなり若い頃から動物を食べるようなことは絶対にしなかった。動物を殺すことは人間を殺すことと同じである。人間がこのことを認識する日はいつか来るだろう」
自然や芸術を愛するが故にすべてのものの中に生命を見出し、動物の肉、魚、卵、チーズ、ミルク、蜂蜜などの動物性食品を一切食べない。 |
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ガンジー=肉食は我々人間に適さないと私は考えています。もし人間が動物よりすぐれているというなら、人間は下等な動物の真似をするという過ちを犯していることになります。と言った。 |
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トルストイ(1828〜1910)ロシアの小説家、思想家=ギロチンの公開処刑を見て、59歳で肉食をやめ、雛鳥と包丁を渡し、「僕は殺したくない。この包丁で自分で殺してください」と言って家族を納得させた。「肉食をするすべての人が、自分でそれらの動物を殺すことになったら、彼らの大部分は肉食を敬遠するようになるであろう。」と言った。 |
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ジョージ・バーナード・ショー(1856〜1950)
私は現在85歳だが、これまでと同じように元気に仕事をしている。
もうかなり長く生きたので、そろそろ死のうかと思っているのだが、なかなか死ねない。ビーフステーキを食べれば、ひと思いに死ねると思うのだが、私には動物の死体を食べるような趣味はない。私は自分が永遠に生きるのではないかと思うと、空恐ろしい気分になる。これが菜食主義の唯一の欠点である」と言った。
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アルベール・シュバイツアー
「動物を食べることは私の信条に合わない。だから、私は絶対に肉食をしない。」 |
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ベンジャミン・フランクリン
「私は肉食を忌避してきたので、時には不便な思いをしてきた。この特殊な性癖のためによく叱られたのである。しかし、軽い食事のおかげで、私は頭脳がより明晰になり、理解力も早くなって、大変な進歩を遂げる事ができた。」 |
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倫理面
食用の畜産動物は「天寿を全う」することがありません。若くて「生産性」の高いうちにと殺し、経済効率を図ります。また、動物に過酷な飼育をするために、狂牛病(BSE)鳥インフルエンザなどが多発。
人間のファッションのために皮や毛皮を取られる動物もいます。
高価な毛皮には何十頭、1台の車のシートを作るのに15頭の牛が殺されます。
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