●大東流霊的食揺動は、人類の最終進化に耐えうる半身半霊体を目指すのが目的
日本は貿易立国であるため、食糧や資源の大部分を海外に依存しています。そうした中で、日本の自給率は益々低下し、日本人の胃袋はアメリカの食糧メジャーに掌握された状態と言えましょう。
日本国民は、何人も食べていけないような社会の構図を作り出し、苛酷な外圧を掛けてくるのは時間の問題となりました。
一方で、国際貢献という大義名分によって自衛隊を海外に引っ張り出し、日本を紛争や戦争に巻き込む構図も、ほぼ完成するに至りました。
国際協調のもと、何かにつけ、言いがりをつけられ、対外依存度を強化する国際ユダヤ金融資本は、日本人の生活基盤を崩壊させる工作に動き始めています。
これは歴史から見て、戦時中のABCD包囲網に酷似します。全面的な対日禁輸措置です。輸入をストップする政策が実現されれば、日本人の間では食糧危機が表面化して、悲惨な現実が出現するでしょう。
棲む家も、食べるものもなくなる現実が直ぐそこに迫っているのです。お金があっても食べ物が買えない、着る物が買えないという世の中です。
こうした近づきつつある近未来に対して、私達はどういう対策を施し、これをどう回避すればようのでしょうか。
また現実として、日本人はその殆どが、上から下まで飽食の食文化に浸っています。そしてこうした世の中に、突如として厳しい欠乏生活が襲った場合、一体どれほどの人が耐えられるでしょうか。
私達日本人は、経済大国にのし上がった思い上がりで、食べ物の尊さを忘れ、水の尊さを忘れ、土の尊さを忘れ、総ての物品が、お金で買えることを当り前と思うような生活をしてきました。
そしてこれまでの食三昧のグルメに明け暮れた現代社会を見てみると、何か、大きな天罰が日本人に当たっても止むを得ないように思えてきます。
そこで大東流霊的食養道研究グループは、節食を実行して粗食・少食にし、省エネ体躯の育成を目指して啓蒙運動を続けております。
今までの食糧分の「食禄」を二分の一に減らし、その分、寿命の方に割り当てます。
食禄とは、一人の人間に与えられた一生涯の主食と副食の量で、主食は凡そ、一人6000kgと推定されます。また副食は一人4000kgと推定されます。
つまり合計10000kgの食禄を、沢山食べて短い人生で終わるか、細く食べ繋いで長い人生を全うするかという事が問題になります。
これを実行していくためには、「空腹トレーニング」も必要となります。
統計学的から見ても、あるいは神霊学的から見ても、大食漢は寿命が短いようです。
次に「精禄」の浪費の禁です。
精禄とは男子であれば精液を指し、女子であれば陰水です。この浪費は短命に終わります。
男女の交わりは元々は今日のような、快楽遊戯やスポーツセックスに見られるような排泄行為ではなかったのですが、早熟と異常性欲が災いして、若者の間ではこうした自殺行為的な、肉欲主義が流行しています。こうした風俗に身を隕(おと)す、自殺行為は止めるべきです。大東流霊的食養道では、こうした具を犯さないために、特異な「房中術」があります。「接して漏らさず」の修行です。
更に浄血を行い、穀物菜食主義に徹します。
そしてこうした条件下で、以上が完了すると、半身半霊体の体躯造りの修行に入ります。
これが完成すると、放射能下で被爆しても、業火の下でも、汚染水の中でも、次元の違う体躯を持ち、人体に降り掛かる災いを最小限に止めることが出来ます。
●『立正安国論』に預言された淘汰の仕組
霊的神性が低い肉常食者は、必ず近未来で起こるであろう、大変革・大激変に、人体が進化する移行に蹤(つ)いて行けず、相当な苦痛を肉体にもたらすと考えられます。そして最後は、苦痛の限りを背負って、肉体の業死という悪夢で生涯を閉じます。
既にこうした進化への移行は始まっており、血液の汚れや、濁りから起こる動脈硬化や高脂血症や糖尿病は、酸性体質の人を淘汰し始めています。また血液のガンや、抗ガン体質でない人も、次々に淘汰され、進化への生き残りに賭けて淘汰されています。
肉体主義者や肉欲快楽主義者は血液が酸性化し、腸内も酸毒化されているため、大気の高圧化の下では、一度放射能などで被爆すると、空気中の高熱大気に冒され易く、重い空気はに苦しむことになるでしょう。
また霊体比重が小さく、肉体比重が大きい体躯の人は、灼熱の熱圧と重い大気に順応できず、肉体に感じる苦痛は相当なものになります。
肉体主義者はえてして、物理的重力を受ける領域が大きいため、重い大気に悲鳴を上げるばかりでなく、普段から肉や乳製品を食しているため、酷い便秘と腸内に腐敗菌をため込んでおり、白血球の治癒作用が期待できず、肉体は表皮だけでなく、内部まで冒され、灼熱下では肺や胃袋が焼けただれるという状態に陥るでしょう。
血液は灼熱下で凝固を始め、やがて停滞し、筋肉は至る処が腐れ、目は飛び出して視力を失い、髪の毛は抜け落ちて瀕死の末期癌患者のように悪臭を放つでしょう。こうして多くは、淘汰される仲間になってしまいます。
近未来の脅威の暗示は間違いなく「核戦争」です。「火の洗礼」です。業火で焼かれます。
また火山の大噴火や大地震が起こるでしょう。同時に大洪水が起こり、大陸の半分以上は水没すると推定されていますが、恐らくこうした中でも、必然的に人類に要求されるのは対放射能への防禦体質を養うか否かでしょう。これが出来て、はじめて淘汰に勝ち残れます。
そしてこの防禦体質こそ、人間が進化した「半身半霊体」と言えます。
日蓮聖人の予言した『立正安国論』には、次の事が記されています。
「国土乱れんときは、まず鬼神(きじん)乱る。鬼神乱れるが故に万民乱る。賊来(きた)って国を劫(おびや)かし、百姓亡喪(ひゃくせいもうそう)し、臣・君・太子・王子、百官、ともに是非を生ぜん、天地怪異(けい)し、二十八宿・星道・月日、時を失い、度を失い、多くの賊の起こることあらん」 (【註】百姓とは一般の人民を指す)
日蓮聖人は屡々(しばしば)「鬼神」という語を用い、これは現代風に置き換えれば、「情報」のことになります。
日蓮聖人は第二次世界大戦を預言したとき、その預言の中で「四方の賊、来って国を侵す」とあり、「火賊・水賊・風賊・鬼賊」の四つを上げ、今風に言えば、陸上戦、海上戦、空中戦、情報戦を指し、これが四方向から来襲し、東と南はアメリカとイギリス、西からは中国、北からはソビエトを指しました。そして最後に付け加えた「百姓荒乱(ひゃくせいこうらん)す」とは、人民が戦時下で焼かれ、逃げ惑い、秩序を失って逃げ惑う様を表現しています。
さて再び「鬼神」の意味を具体に説明して見ましょう。
第二次世界大戦の預言で遣われた「鬼神」は、情報戦の意味を現わしますから、この場合の「鬼神」は諜報活動あるいは、アメリカでは「アメリカ陸軍対諜報部隊CIC」か、ソビエトの「KGB/Komitet gosudarstvennoi bezopasnosti・ソ連の国家保安委員会」であり、その組織は社会工作、または破壊工作を目的とした情報組織と思われます。
戦前の、CIAの前身であるOSS(米陸軍情報部)は、上海で「児玉機関」に大量のアヘンを与えて、日本軍の情報を探り、あるいは国家機密を探り、最後は日本を焦土と化す敗戦に導きました。
この組織は今日のCIA(Central Intelligence Agency/アメリカ大統領直属の中央情報局。1947年に設立し国家安全保障会議につながる情報機関)に受け継がれ、国際支配層の代理人あるいは工作員になって政治、経済、金融、政府要人や高官を暗殺もしくは破壊活動に奔走していいます。
人類は二十世紀中の百年間で、第一次大戦と第二次大戦という二つの大きな世界大戦を経験しました。
こうした歴史と日蓮聖人の預言を照らし合わせると、第一番目には「鬼神が乱れる」とあります。次の第二番目で「万民が乱れる」、第三番目が「国土が乱れる」の順になっています。
この啓示には「乱れる」という文字が三度も遣われています。その順序は「鬼神」「万民」「国土」の順で、また、「乱れない時の鬼神とは、万民とは、国土とは……」となります。
では、「鬼神が乱れる」とは、どういうことなのでしょうか。
鬼神とは、一方で「おにがみ」のことで、死者の霊魂や天地の神霊を指し、他にも「鬼神に横道なし」と言われ、鬼神は「邪道」あるいは「邪な行い」のことを指します。その「邪」な行いが「乱れる」のですから、こうなると相当な緊急事態と考えられます。
情報が鬼神の権化とするならば、それが「乱れる」のですから、その震憾は人間の生息する地上界だけではなく、神界や霊界までをも襲う大激変であることは疑う余地もありません。
この大激変において、万民は大混乱をするというのです。
この大混乱は、天地をひっくり返すほど総てを震憾させるものであり、大自然までが揺らぎ、地球規模で天変地異が発生することを暗示させます。
現代社会はネットワーク情報網で社会機構が動かされ、そこに為政者の操作が加わります。ためにこの情報網が狂わされれば、大混乱は目に見えています。
今やPC端末機は家庭の至る処に入り込み、これらがコントロールする制御下で社会が機能しています。
個人の住環境では光熱・照明・水道や各種調理器具、室内温度調節、防犯設備、自動車誘導管理表示、電話管理、パソコン通信で、地方公共団体や国家規模では住民台帳管理、国防管理、食糧管理、備蓄管理、道路網管理、原子力開発管理、水道防水管理、湾岸管理、航空管制管理、鉄道網管理、金融管理などであり、こうしたネットワーク情報網は「大混乱をおこさない」というのが前提になっていますし、防禦網は完璧であるはずなのですが、どうもそれが「乱れる」と預言しているのです。
それも日蓮聖人ご自身の予言ではなく、神の預言として……。
私達はこうした事から洞察すると、「とんでもない現在」に佇立されていることになります。
●ベジタリズムは二十一世紀の新しい倫理的規範となる
バーナード・ショウは「われわれが動物を虐殺し、その肉を食らい、人間がこれに満喫して居る間は、戦争は永遠に終わらないだろう」と言っています。
そして「わたしたちの肉体が、殺された動物の肉体と、その魂を安置する墓場であるならば、この地上にどうして理想郷を出現させることが出来ようか」と結んでいます。
他人との争い事や地域紛争、そして戦争と肉食の結び付きは、やはり密接な関係にあると思われます。
そして中国や近隣諸国では、最近好んで牛肉が食べられるようになり、こうした巨大な人口を持つ大国家やその周辺で、牛肉の大量消費が拡大すると、世界は益々肉食推進の方向に向かい、その地球規模の大破壊は、もはや人知では止め難いものとなります。
現代蔓延する肉食主義と飽食三昧の食文化に、どっぷり首まで浸かり、これに何の疑問も抱かず、日々をおもしろ、おかしく明け暮れる現代人は、肉体から難病・奇病を、魂から霊格低下を、舌先と胃袋から美食を、国家から内乱と分裂を、家庭から暴力と不和を、そしてあらゆるものから、度を越した過剰をという方向に向かって驀進しています。
しかしこうした終焉は、淘汰によって終わりを告げ、これからの新しい倫理的規範となるのは、大部分が陸性植物食品によって主体の八割がなされ、残り一割が魚貝類、後の一割が近海の海藻類の食比率となっていくでしょう。
人類が進化する、半身半霊体の体躯を持つために……。
そしてその第一歩は、まず乱れた食を正し、神より与えられた植物性の食物のみを食し、血液を浄化することによって始められるのです。